高血圧になりやすい、症状が出やすくなる食事とは

日本人の高血圧は原因が特定されないものが多く、食生活が深く関係しているといわれ続けてきました。
日本人で高血圧の症状と診断された方は約4300万人存在していますが、そのうちの90%近い方はこの原因が特定できない本能性高血圧です。
本能性高血圧はその人が持つ体質や、毎日の生活習慣に関わりがあるようです。
特に食事の面で、塩分の摂りすぎや動物性脂肪を多く含む食べ物が血圧を上昇させてしまいます。

では塩分を摂りすぎると、なぜ血圧が上昇してしまうのでしょうか。
それは、塩分が体内に入り血中にナトリウムの濃度が高くなりすぎて、これを薄める為に体内の水分を血液中に集中させて血液の量が多くなるためです。
血液の量が多くなると、それを身体中に送り出すために心臓の力が強く必要となり、心臓に大きな負担となって血圧が上昇してしまいます。

動物性脂肪についてはどうでしょうか。この動物性脂肪が多く含まれる食事をしていると、血液中に悪玉コレステロールが増えて血管壁に取り付き、動脈硬化を促進させてしまいます。
動脈硬化は動脈が硬くなってちょっとした衝撃で傷つき脆くなる状態です。
また、血管の内腔も悪玉コレステロールによって狭くなっているので血液は流れ難くなり、血圧の上昇に繋がります。
さらに、この血圧が高くなること自体が血管に負担を掛けて、余計に動脈硬化を悪化させる結果を招いてしまいます。

ハンバーガー塩分と動物性脂肪の多い食品は、日頃から忙しい時など重宝する食材といえます。
学生でなくても時間がないときなど、インスタントラーメンやレトルト食品に手が伸びることは間々有るはずです。
冷凍食品は保存が効いて、レンジで温めるだけで食事の1品となるありがたい食品でしょう。
手軽に食べられるファーストフードのハンバーガーやフライドポテトなど、子供も喜ぶ昼食です。
ですが、残念ながらこれらの食事を長く続けて仕舞うと、血圧に問題が生じてきます。
それは、知らず知らずの内に、塩分や動物性脂肪を摂取してきた結果といえます。

醤油、減塩醤油、めんつゆ、塩分量が低いのは?

日本高血圧学会は1日に塩分を6g未満とするよう推奨しています。ところが、日本人は塩分を1日に平均10g前後摂っているとの調査結果があります。
この4gの差をどのように埋めていくべきであるか、良く良く考える必要があるでしょう。
いきなり塩分を減らしてしまっては、食事そのものが味気なく感じてしまい、食べることの楽しみを失ってしまいます。
それではストレスとなって、高血圧の症状も悪化させてしまいます。

まずは醤油などの調味料を、減塩のものに替えて見る事からはじめてみてはいかがでしょうか。
醤油には濃い口と薄口の醤油がありますが、塩分にどれくらいの違いがあるのでしょう。
濃い口の醤油は小さじ1で0.9gの塩分が含まれ、大匙1では2.5gになります。
薄口醤油では、小さじ1に1g大匙1では2.9g含まれています。そして、減塩醤油には小さじ1に0.5g、大匙1には1.4gの塩分量となります。

麺類は誰もが食べ易い食材ですが、この時に市販のめんつゆを利用されることも多いと思います。
めんつゆにはどのくらいの塩分が含まれているかというと、ストレートのめんつゆ小さじ1には0.2gで大匙では0.5gです。
濃縮のめんつゆ(3倍の場合)では小さじ1で0.5g、大匙1であれば1.6gの塩分が含まれています。

醤油と減塩醤油、それにめんつゆで一番塩分量が低いのは、やはり減塩醤油です。
味が薄いからと料理に掛ける事は厳禁で、お皿に醤油を注いでつけるようにします。
また、めんつゆでもストレートの方が塩分も少ないので、味が物足りない分は薬味の種類を増やすなどの工夫が必要でしょう。
煮物などの味付けにも醤油だけでなく、レモンやお酢の酸味やスパイスなどの香りと辛みをプラスしてみてください。