高血圧の合併症として知られる糖尿病の症状

高血圧の合併症として発生する糖尿病では、初期において自覚症状があまりありません。
最初のうちは手足のしびれや便秘などが発生しますが、この症状が糖尿病の症状であることはそれほど知られていないからです。
先に足のしびれが発生し、手にも徐々にしびれが起こっていくのが特徴です。
そこから進行すると神経は働きを失うのでしびれは薄くなり、感覚自体が鈍くなっていきます。
足に傷を負った場合にも気づきにくくなり、そこから細菌に感染して細胞が壊死してしまうこともあります。
そういった症状を放っておくと切断を余儀なくされることもあるので早期の治療が必要となります。

糖尿病でインスリンが分泌されず血糖値が高くなってくると多飲や多尿といった症状が現れてきます。
加えて糖尿病になると糖を使ったエネルギー生成が難しくなるので、脂肪を使ったエネルギー生成がなされます。
そのため、たくさん食べていても体重が減っていくという状態になります。
しかし、これは体にとって大きな負担であり、疲れやすくなっていきます。すると体はブドウ糖を欲するようになり、甘いものが普段以上に食べたくなります。

ところが糖尿病では糖からのエネルギー生成が難しくなっているので、取り入れた糖はあまり使われません。
糖を取り入れたくなるにも関わらず、その糖をエネルギーとして使用できないことで血糖値はさらに高まり、糖尿病は悪化していきます。
血糖値が非常に高くなると重篤な昏睡に陥ったり、意識障害や腹痛などをきたすことがあります。

糖尿病を放置することで高血糖の血液が血管の中を大きな勢いで流れる状態が続きます。
すると、血管はその負荷に耐えることが難しくなり、傷が付いていきます。これにより血管病という合併症を引き起こすことがあります。
糖尿病においてはその症状だけでなく、合併症による身体へのダメージも発生する恐れがあることに注意が必要です。
それらは早い段階で治療を行うことで予防することも可能です。

糖尿病の4つのタイプと進行による症状の変化

糖尿病には1型、2型、機序や疾患によるもの、妊娠糖尿病という4つのタイプがあります。
1型糖尿病とは膵臓のランゲルハンス島β細胞が何らかの原因で破壊されることでインスリンが分泌されなくなる糖尿病です。1型においては生活習慣に関係なく発症します。
2型糖尿病はインスリンの分泌不足という要因と、過食や運動不足、肥満、ストレスなどが重なることで発症します。
糖尿病の全患者数の中で大きな割合を占めています。高血圧の合併症として発生するのは基本的にはこのタイプです。

特定の機序や疾患によっても糖尿病を発症することがあります。
例えば血糖値に影響を及ぼす薬の使用などで発症するケースもあり、必ずしも生活習慣とリンクしていません。
妊娠中に初めて発見されたり、発症したりした糖尿病や糖代謝の異常は妊娠糖尿病と呼んでいます。

糖尿病は放っておくと血糖値がどんどんと高まっていくのでその症状にも変化が現れます。
例えば初期には手足のしびれなどがありますが、進行すると神経が働きにくくなることで感覚が弱くなるというように変化します。
疲れやすくなるといった症状はより強まっていきます。
かなり進行が進むと重篤な昏睡状態や意識障害に陥ることがあります。脳も血液からエネルギーを得ることが困難になっていくからです。

糖尿病はその症状にも大きな特徴がありますが、様々な合併症を引き起こすことがあることにも注意が必要です。
糖尿病で血糖値が高いままだと全身の血管に負担がかかった状態になるからです。早い段階で治療を行うことで症状や合併症を緩和することができます。
細かい症状でも気づいた時にはすぐに病院を受診することが重要と言えます。高血圧の段階で予防できれば体への負担は少なくなります。